阿蘇山 火山性微動で20年ぶりに震度1観測[2015/05/05 00:01]

 熊本県の阿蘇山で、マグマなどの動きで発生する火山性微動を原因とする震度1の揺れが観測されました。火山性微動で震度1以上の揺れが観測されるのは20年ぶりです。

 福岡管区気象台によりますと、3日午後10時すぎ、阿蘇山の火山性微動の振幅が大きい状態が5分間にわたり続いたということです。この影響で、熊本県南阿蘇村に設置されている震度計で震度1の揺れを観測しました。阿蘇山で火山性微動によって震度1以上の揺れが観測されるのは1995年7月以来、20年ぶりとなります。阿蘇・中岳第1火口では、去年から活発な噴火活動が続いていて、噴火警戒レベルが2に設定されています。気象台は、この噴火活動と今回の火山性微動との因果関係は分からないとしています。

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