箱根ロープウェイも運休… 観光への影響拡大も[2015/05/06 16:58]

 火山活動が活発化している箱根山の警戒レベルが6日朝、1段階上がりました。連休最終日にロープウェイが全線で運休になるなど、影響が拡大しています。運転を取りやめている箱根ロープウェイの早雲山駅から報告です。

 (社会部・杉原啓太記者報告)
 早雲山駅は、麓から来たケーブルカーからロープウェイへの乗り継ぎ駅にあたり、普段は人で溢れていますが、6日は終日、運休ということもあり、人の数はまばらです。この時期は一日6000人が利用するということですが、運転再開の見込みは立っていません。地元の観光協会によりますと、現時点でホテルや旅館のキャンセルは週末にかけてはそれほど出ていないということです。取材した観光客の多くは「大涌谷以外の場所を訪れたい」と話していました。一方で、この時期からの新緑のシーズンには、年配の人を中心に山の散策が人気です。早雲山駅前からも遊歩道が続いていますが、立ち入り禁止となっています。なかには、5月中旬以降での旅行の予定を中止する人もいて、地元ではこの状態が長引くことへの不安が高まっています。

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