白い蒸気が一段と…箱根山、引き続き警戒呼びかけ[2015/05/07 11:45]

 6日に噴火警戒レベルが引き上げられた箱根山では、7日も火山性の地震が続いています。回数は大きく減っていますが、気象庁は引き続き警戒を呼び掛けています。箱根山上空から報告です。

 (社会部・真鍋由記者報告)
 大涌谷の火口付近上空です。白い蒸気がモクモクと上がっているのが確認できます。その勢いは6日までと変わらず、全く衰えていません。今も地下で活発な活動が続いていることがうかがえます。この辺りは規制区域となっていて、大きな駐車場には車は止まっていません。観光客など人の姿もありません。大涌谷につながる県道も通行止めになっていて、人気の箱根ロープウェイも現在は運休です。7日は午前中、温泉供給施設の職員が作業のために一時、この区域に入ることを許されました。午前9時すぎには、その職員とみられる人たちが勢いよく噴出する蒸気のすぐ脇で作業する様子が見えました。心配される火山性地震ですが、5日は116回を数えましたが、6日は14回、7日も午前11時現在で7回と大きく減ってきています。ただ、これで収まったとはいえず、気象庁はまだまだ注意が必要と警戒を呼び掛けています。

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