社会

2015年5月12日 17:16

連休中の山の遭難208人 過去最多 60代が約3割

2015年5月12日 17:16

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 今年のゴールデンウィーク期間中に登山や山菜採りなどで山で遭難した人の数が全国で200人を超え、過去最多となりました。

 警察庁のまとめによりますと、先月25日から今月6日までのゴールデンウィーク期間中に起きた山岳遭難は173件でした。滑落などで死亡した人や行方不明者、負傷者を合わせた遭難者数は208人に上り、発生件数とともに記録を取り始めた1994年以降で過去最多でした。年代別にみると、遭難者の約3割が60代で最も多く、4分の3が40代以上でした。遭難件数、遭難者数はここ数年、上昇傾向にあるということです。例年、遭難者のほとんどが登山届を出していないため、発見までに時間を要することが多く、警察庁は、万が一のことを考え、登山届を出してから山登りを楽しんでほしいと呼び掛けています。

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