志賀原発「活断層否定できない」 専門家が一致[2015/05/13 19:44]

 石川県の志賀原発の敷地内の断層を巡り、現地を調査した専門家らが「活断層であることを否定できない」という見解で一致しました。

 志賀原発を巡ってはこれまで、原子炉建屋の真下を活断層が走っている疑いがあるといった指摘が出されていました。このため、原子力規制委員会の有識者会合に参加する専門家らが先月、現地で追加調査を行っていました。調査を踏まえ、13日の会合では、4人の専門家全員が「敷地内の断層が活断層であることを否定できない」という見解で一致しました。有識者会合の最終的な評価は、まだ先となります。志賀原発の断層は重要施設の原子炉建屋や海水取水路の真下にあり、これが最終的に活断層と判断されれば、廃炉となる可能性が高くなります。北陸電力は「いくつか事実誤認があり、納得ができない」と反論しています。

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