大型の巡視船「さつま」現地に派遣 島民の避難援助[2015/05/29 11:54]

 噴煙の影響で、屋久島など離島を結ぶ空の便で、今後、影響が出る可能性があります。

 日本航空と全日空によりますと、29日午前11時現在、噴火による欠航や遅れなどの影響は出ていません。口永良部島の火口から上がった噴煙は上空10kmまで立ち上っていて、今後、風向き次第で航路や高度を変える可能性はあるということです。一方、海上保安庁と第十管区海上保安本部には、それぞれ対策本部を設置し、鹿児島海上保安部は、大型の巡視船「さつま」を現地に派遣しました。正午ごろ島に到着し、島民の避難を手伝う予定です。また、航行警報を出し、周辺の海域を行き交う船に対して注意を呼び掛けています。一方、警察庁も午前10時すぎに災害警備本部を立ち上げました。警察は、ヘリコプターを飛ばすなどして被害状況の確認を進めるとともに、避難誘導などのために船で警察官約30人を島に向かわせています。

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