なかなか眠れず…島民ら避難所で不安な一夜過ごす[2015/05/30 11:47]

 口永良部島の住民らが避難している屋久島町の避難所から報告です。

 (桜井譲士アナウンサー報告)
 避難所の一つになっている宮之浦公民館です。屋久島町によりますと、50世帯84人がここを含む3つの避難所で不安な一夜を過ごしました。島の人口の約4割が65歳以上の高齢者。29日夜は皆さん、避難所の床に配られた薄いシートを敷いて休んでいました。
 避難した島民:「別に不自由はないよ。ちょっと硬いけどな」「ちょっと肩とか腰とか痛かったけどな。(朝食は)パンとお茶をもらって食べました」
 30日朝、おにぎりと豚汁が振る舞われた避難所もありましたが、なかには初めての避難所での生活でなかなか眠ることができなかったと話す男性もいました。また、朝に政府の調査団が屋久島町に入り、団長を務める赤沢亮正内閣府特命担当副大臣らが屋久島町の荒木耕治町長らと面会しました。赤沢副大臣は避難された方々のケア、そして、火山の観測体制の強化に万全を期したいと話しました。屋久島町では避難の長期化に備えて、口永良部島から避難してきた小・中学生16人に対し、避難所からすぐ近くにある小・中学校で来月1日から受け入れる態勢を整えています。

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