都営住宅 “アスベスト”飛散防止せずに補修工事[2015/06/01 22:12]

 都営住宅の補修で、発がん性のあるアスベストが含まれていたにもかかわらず、飛散防止の対策を取らずに工事が行われていたことが分かりました。

 東京都住宅供給公社によりますと、問題の工事が行われたのは、今年3月までの7年間に行われた都営住宅の空き部屋の補修で、江東区の東砂3丁目アパートなど33棟54室が該当する疑いがあります。天井の吹き付け部分にアスベストが含まれていたにもかかわらず、発注した東京都住宅供給公社の確認が不十分で、業者側にアスベストの存在を伝えていませんでした。このため、業者は飛散防止の対策を取らずに撤去し、廃棄物として処理していました。公社はずさんな業務内容を謝罪するとともに、団地の入居者に経緯を説明するとしています。

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