福岡と東京の職員ウイルスメール開封 年金情報流出[2015/06/02 11:56]

 日本年金機構から個人情報約125万件が流出した問題で、サイバー攻撃によって不正アクセスされたのが福岡の事務所と東京本部のパソコンだったことが分かりました。

 ウイルスが入ったメールは「厚生年金基金制度の見直しについて(試案)に関する意見」という件名などで、複数の職員に対して送られていました。これはおととし、厚生労働省がホームページなどで公表した文書の見出しと同じです。先月8日に福岡県の事務所の職員が、その後、東京本部の職員が添付ファイルを開封し、不正アクセスにつながったということです。職員のパソコンからは別の自治体の情報も保管するサーバーに接続できるため、福岡と東京以外の情報が流出した可能性もあります。年金機構は、専用の電話窓口を設置するなど対応を急いでいます。

【日本年金機構 相談ダイヤル】
0120−818211(受付時間 8:30〜21:00)

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