自・民・公で提出 千葉市議会も“指定廃棄物”にNO[2015/06/04 13:41]

 福島第一原発の事故などで汚染された指定廃棄物の処分場建設について、候補地となっている千葉市議会が事実上、拒否する決議案を提出する方針を固めました。

 環境省は、千葉県内に約3700tある指定廃棄物について、東京電力千葉火力発電所の敷地内に最終処分場を造る案を千葉市に打診していました。これに対し、千葉市議会は4日午前に議会運営委員会を開き、8日から始まる定例会で環境省に「再協議を求める」決議案を提出する方針を固めました。自民・民主・公明の3会派が共同提出し、可決される見通しです。汚染された指定廃棄物の処分場を巡っては、栃木県や宮城県で住民の反対運動から建設計画が宙に浮いています。千葉市でも議会が事実上、拒否したことで、環境省はさらに厳しい状況に追い込まれそうです。

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