駅のホームで硫化水素…サミットを念頭にテロ訓練[2015/06/13 11:55]

 来年、日本でサミットが開かれるのを前に、駅のホームでテロが起きたことを想定した訓練が行われました。

 訓練は、東京・杉並区のJR阿佐ケ谷駅のホームで硫化水素の袋が入ったリュックサックを何者かが置いて逃げたという想定で行われました。通報で駆け付けた消防隊員がガスを吸って倒れた乗客を救助するとともに、化学防護服を着た警視庁のテロ対応専門部隊が硫化水素を金属製の容器に回収しました。また、駅構内の広い範囲が汚染されたという想定で、除染作業の手順も確認されました。警視庁は、来年のサミットや東京オリンピックなどを念頭にテロ対策を強化していきたいとしています。

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