九電、川内原発の“老朽化”対策を来月上旬に申請へ[2015/06/15 14:59]

 再稼働に向けて使用前検査が続く鹿児島県の川内原発について、九州電力は、遅れていた老朽化対策の補正申請を来月上旬に行うと発表しました。

 川内原発1号機は、去年7月に運転開始から30年を迎え、2号機は今年11月に30年となります。法律では、基本的に40年まで運転が認められますが、30年を迎える前に残り10年の劣化の評価や保守点検のやり方を規制委員会に届ける必要があります。九州電力は、おととし12月などに申請を終えていましたが、今年3月に提出した新しい工事計画に合わせた補正申請を求められ、まだ提出していません。15日の審査会合では、九州電力が規制委員会側から遅れについて指摘されて謝罪し、老朽化対策について、1号機は来月上旬に、2号機は9月上旬にそれぞれ補正申請すると発表しました。

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