浅間山、小規模噴火の模様「火山灰らしきもの」通報[2015/06/16 11:45]

 群馬県と長野県にまたがる浅間山が、ごく小規模の噴火をした模様だと気象庁が発表しました。

 気象庁によりますと、浅間山の北約4kmにある鬼押出しの観光施設の職員から、16日午前9時半ごろに「火山灰らしきものが降っている」という通報がありました。
 浅間火山博物館の職員:「(硫黄のような)臭いとかは一切感じない。車の屋根くらいしか気付かなかった。ほこりというか、ちょっと灰色がかったものがあった」
 気象庁は、午前9時半前に浅間山でごく小規模の噴火があったとみています。空振と呼ばれる噴火に伴う空気の振動は確認されていないということです。現時点では、噴火警戒レベルの引き上げもないとしています。気象庁は、観測チームを現地に派遣して噴火の詳細について調べる方針です。

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