浅間山で142回の火山性地震 5年ぶりに活発化[2015/06/17 05:50]

 ごく小規模な噴火があった浅間山では、16日の一日で142回の火山性地震がありました。一日100回を超えたのは5年半ぶりです。

 火口から4kmほど離れた博物館からは、浅間山の頂上、ちょうど真ん中の辺りから白煙のようなものが上がっているのを確認することができます。気象庁によりますと、浅間山では16日午前9時半ごろにごく小規模な噴火がありました。その後、噴火は起きていませんが、噴煙が火口の上空800mまで上っていて、噴き出す勢いも強くなっているということです。16日は火山性地震が一日で142回観測されるなど、最後の噴火活動期だった2010年以来、5年ぶりに活発な状態になっています。現地調査の結果、火山灰が浅間山の北から北東方面の4kmから8kmに掛けて飛び散っていたことも分かりました。気象庁は引き続き、火口から約2kmの範囲では噴火に伴って大きな噴石が飛び散る危険性があるとして警戒を呼び掛けています。

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