“新国立”アーチ型を維持 総工費2520億円で固まる[2015/06/24 11:45]

 2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場について、従来のデザインのまま総工費を約2520億円とする方向で最終調整に入ったことが分かりました。

 新国立競技場の総工費は当初、1625億円と試算されていますが、ザハ・ハディド氏のデザインの特徴である2本の巨大なアーチの建設の難しさや資材の高騰などのため、施工業者側は3000億円以上かかるとしていました。文部科学省などが施工業者と検討した結果、総工費を圧縮したうえで、ハディド氏のデザインを維持する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。常設の観客席を8万席から6万5000席に減らすなどして、総額を約2520億円にするということです。これらは、東京都の舛添知事をはじめ、関係機関のトップが集まる来週の会議で報告されます。
 舛添東京都知事:「まだ正式に私の所には何も来てないので、その答えを待ってからと思ってますので」
 文科省は今後、総工費などを示して東京都に費用負担を求める方針です。

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