開票早めるため…相模原市議選で“不正集計”[2015/07/08 23:03]

 相模原市の市議会選挙で、職員が票数を改ざんしていたことが分かりました。開票作業を早めるためだったということです。

 相模原市によりますと、4月の市議会選挙で、南区の選挙管理委員会の事務局長ら3人が実際には1691票だった南区の白票の数を8票減らして1683票で集計していました。南区の開票所では、最初に集計した際に全体の票の合計が投票者の数よりも6票多くなっていました。本来なら再集計する必要がありましたが、事務局長らは作業の手間を省くため、つじつま合わせを行ったということです。市は、3人を公職選挙法違反の疑いで刑事告発する方針です。最初の集計で6票多かったことについては今後も原因を調べるとしています。相模原市の市議会選挙を巡っては、落選者の訴えで5月に再点検が行われ、当選者が入れ替わっていました。今回の改ざんはその再点検のなかで明らかになりました。

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