2014年度「年金積立金」運用益 過去最高15兆円超[2015/07/10 19:30]

 昨年度の年金積立金の運用益が15兆円を超え、過去最高となりました。株式への投資割合を増やしたことなどが要因です。

 国民年金や厚生年金の積立金を株式や国債で運用している「GPIF」によりますと、2014年度の年金積立金の運用実績は15兆2922億円の黒字で、利回りは12.27%だったということです。いずれも過去最高です。株価が上昇傾向だったことに加え、去年10月から資産運用の割合を変更し、株式の比率を増やしたことが要因です。国内株式で約6兆9000億円、外国株式で約4兆8000億円の運用益が出ています。この結果、積立金の総額は約144兆円となっています。GPIFは「長期的な観点からリスクを分散させ、効率的な運用をしていく」と話しています。

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