「15億円支払え」 大塚家具 父が娘訴え法廷で対決[2015/07/13 11:45]

 親子で経営権を争った大塚家具の大塚久美子社長と大塚勝久前会長が今度は法廷で対決です。勝久前会長は、久美子社長らが経営する資産管理会社に大塚家具の株、130万株を売却した際、代金15億円の代わりに社債を引き受けました。しかし、期限になってもその代金が支払われなかったため、訴訟を起こしました。現在、証人として久美子社長の尋問が続いています。

 (社会部・真鍋由記者報告)
 紺のスーツで法廷に入ってきた久美子社長は、少し緊張した様子で白いハンカチを握り締め、しきりに手のひらの汗を拭っています。久美子社長は、今回の取引の目的について「相続対策と安定株主対策のためだった」と主張しました。社債の仕組みについては金融機関からの提案だとして、代金の支払い期限については、取締役会で話し合った際、延長することで合意していたということです。その議事録が残っていないことについては「家族の信頼関係があったため、作る考えがなかった」としました。2人はここまで、法廷内で互いに視線を合わせることはありません。13日午後には、ききょう企画の社長である二女と勝久前会長の尋問が行われます。

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