新国立競技場の計画見直し受け 知事ら関係者は…[2015/07/18 00:05]

 計画の見直しを受けて、東京都の舛添要一知事ら関係者は様々な反応を見せています。

 費用の負担を求められている東京都の舛添知事はコメントを発表し、「政府として判断された結果と理解する」「今後、都としては、国からよく説明を聞いたうえで対応を検討していく」と慎重な姿勢を示しています。一方、大会組織委員会の会長である森喜朗元総理大臣は不満をにじませました。
 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会、森喜朗会長:「要は金が掛かるからいかん、ということなんでしょう。国がたった2500億円くらい出せなかったのかね、という不満はある」
 招致が決まった時の都知事だった猪瀬直樹氏は、一定の評価をしつつも対応の遅さを批判しました。
 猪瀬直樹氏:「白紙撤回を決めて良かったと思う。もっと早い時期に官邸は乗り出すべきだった」
 計画の問題点を指摘してきた建築家グループは、大幅なコストの見直しが可能だとしています。
 東京大学・大野秀敏名誉教授:「横浜国際総合競技場程度であれば1100億円でできる。当初の1300億円あれば十分できるんじゃないでしょうか」

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