気象庁「今すぐ噴火の可能性も」 桜島警戒レベル4[2015/08/15 14:36]

 噴火警戒レベルが4に引き上げられた鹿児島県の桜島について、気象庁は、重大な影響を及ぼす噴火が切迫しているとして、厳重な警戒を呼び掛けています。

 気象庁・北川貞之火山課長:「本当に浅いところで、もう今すぐ噴火しますよというところまでマグマが上がってきている。1986年の11月に負傷者が6名。今回もそのように居住地域まで大きな噴石が飛ぶ可能性がある」
 桜島では、15日午前7時ごろから火山性地震が急激に増え、午後1時までに600回以上観測されました。地震は、マグマが火口近くまで上昇したために起きているとみられます。気象庁は、昭和火口と南岳山頂火口から3km以内の有村町と古里町には、噴火に伴う大きな噴石と火砕流に厳重な警戒を呼び掛けています。1986年の噴火では、直径3mほどの噴石が飛び、6人がけがをしています。

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