空白の4時間…時系列で追う2人の足取り、新事実[2015/08/19 17:30]

 大阪府高槻市で中学1年生の平田奈津美さん(13)が遺体で発見された事件で、女子生徒の遺体が見つかった現場には、多く花が手向けられ、深い悲しみに包まれています。一方で、同級生の男子生徒の安否はいまだに分かっていません。

 2人は、事件にいつ、どこで巻き込まれたのか。そして、平田さんは誰の手によって殺害されたのか。多くの謎がありますが、時系列を見ると、平田さんと星野凌斗君(12)は12日の夜、コンビニエンスストアで同級生が目撃しています。午後10時までは2人の姿は分かっています。そして、日付が変わって13日午前1時から午前5時までの朝方は、駅前の商店街の防犯カメラが2人の姿を捉えています。この時は雨が降っていたようです。雨宿りをしていたのではないかという推測もできます。商店街に朝方までいました。ここを境に2人の姿は、その後、どこにもなく、痕跡が消えてしまいましたが、朝方の時間帯あたりは無料通信アプリ「LINE」のやり取りがあり、友人に「今から星野と電車で京都に遊びに行ってくる」というLINEを送っています。捜査関係者によりますと、2人が京都に行った形跡は確認できていないということです。午前6時半ごろから忽然(こつぜん)と2人が姿を消しているわけですが、午後3時ごろに駅近くの駐輪場に星野君の自転車が置かれていたことが分かりました。そして、平田さんのものの可能性がある自転車も近くの路上に止められていました。午後3時ごろから午後7時が平田さんの死亡推定時刻ですので、4時間というこの時間帯が「空白の4時間」として、恐らくここで事件に巻き込まれていたと思われますが、ただ、この駐輪場に自転車を置いたのも本人かどうかは、まだ確認はされていません。

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