男性も育児休業を 厚労省、助成金29億円の概算要求[2015/08/26 15:00]

 男性の育児休業を推進するために厚生労働省は、来年度予算の概算要求で約29億円の助成金を計上しました。厚労省全体の要求額は4年連続で30兆円を超えています。

 厚労省が自民党に示した来年度予算の概算要求では、男性の育児休業取得を促進する企業に対して助成金を新設するとしています。約29億円を計上し、取得した男性1人あたり最大で30万円が支払われるということです。このほかの概算要求では、年金情報の流出問題を受け、情報セキュリティー強化に62億円を計上しました。一方で、税金の無駄遣いを有識者がチェックする行政事業レビューで、「抜本的改善が必要」と指摘された100歳のお祝いに贈られる銀杯については、前の年の2億6500万円から1億5400万円に減らしました。高齢化で年金や医療費が自然に増える分は6700億円で、全体の要求額は今年の予算額より7500億円以上多い30兆6675億円となっています。

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