新国立 総工費1550億円に圧縮 冷房は…ナシでしょ[2015/08/28 11:47]

 政府は新国立競技場の新たな整備計画を決定し、総工費は1550億円まで圧縮されることになりました。観客席は6万8000席になり、さらに費用を削減するため観客席への冷房の設置をやめるということです。オリンピック競技は8月の暑いなか行われますが、大丈夫なのでしょうか。

 安倍総理大臣:「工事費について、従来の案より1000億円以上削減し、大幅なコスト抑制を達成することができました」
 新たな整備計画では、総工費の上限は1550億円と決まりました。前の計画に比べて約1000億円減りました。収容人数は6万8000人としていますが、サッカーのワールドカップの招致にも対応できるよう、大会後、トラックの上に観客席を設け、8万人に増やせるようにしています。屋根は観客席の上だけにとどめ、検討されていた座席ごとの冷房機能は取り付けないことになりました。代わりに、暑さ対策として救護所を作るということです。
 遠藤五輪担当大臣:「(冷房に)およそ100億円近い金を投じるよりも、休養する、あるいは介護する部屋を作るとか、そうした対策費として10億円」
 来月1日には公募手続きが始まり、年内に設計・施工を請け負う業者が選定されます。

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