指定廃棄物の処分場 「各県1カ所」方針変えず[2015/09/01 05:55]

 放射性物質を含む指定廃棄物の処分場建設に対して各地で反対が相次ぐなか、環境省の有識者会合は、現在の枠組みを変えずに推進すべきだという提言を取りまとめました。

 国は放射性物質を含む指定廃棄物について、各県で1カ所に最終処分場を造る方針です。しかし、宮城県や栃木県では激しい反対運動が起きているほか、茨城県や千葉県でも見直しを求める意見が相次ぐなど、処分場の場所選びについて新たな方式を求める声が強まっています。これに対して環境省の有識者会合は、現行の枠組みのもとで指定廃棄物を処理すべきという提言を取りまとめましたが、具体的な方法については言及しませんでした。
 浅野直人座長:「大きく変えるのは無理だという判断をして、報告書をまとめようと。今まで努力をやってきたというのであれば、その努力は努力として評価していかざるを得ない」

こちらも読まれています