“人食いバクテリア”過去最多 感染者300人に迫る[2015/09/08 11:52]

 いわゆる「人食いバクテリア」の今年の感染者数が過去最多を更新し、300人に迫っていることが分かりました。

 人食いバクテリアと呼ばれる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」は、急激に手足の筋肉が壊死(えし)したり、多臓器不全などの症状がみられ、致死率は30%ともいわれています。国立感染症研究所によりますと、今年の感染者数は先月30日までで全国で299人に上っていて、調査を始めた1999年以降で最多となっています。6月中旬までに71人が死亡しています。人食いバクテリアは、30歳以上の大人に多いのが特徴で、主に溶連菌がのどや皮膚の傷口などから入ることで引き起こされます。

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