東京・善福寺川で警戒水位超える 過去に冠水も[2015/09/09 17:04]

 台風18号の影響で、各地で大きな被害が出ています。東京でも土砂崩れが起きるなど、関東では長引く雨に10日まで最大限の警戒が必要です。川が増水し、対応に追われている東京・杉並区から報告です。

 (眞方富美子リポーター報告)
 9日午後は雷も鳴って、大雨が降っています。JR荻窪駅から南に車で5分ほどの所にある杉並区善福寺川中流の辺りにある松見橋にいます。つい先ほどまでは虹も出ていました。雨がやんで青空も見えていたほどでしたが、午後5時くらいからまた雨脚が強まってきて、今、かっぱに打ち付ける音で自分の声もあまり聞こえないような状況です。川沿いは低い土地になっていて、雨がたまりやすい土地です。川の警戒水位は2.9m。9日朝は川底が見えるくらいでしたが、午後3時くらいから一気に川が増水し、午後4時には3mを記録しました。警戒水位を超えて川の増水を知らせる放送もありました。10年前には川が氾濫し、床上浸水など多くの被害も出たということもあって、近隣の住民は敏感になって、川の様子を心配して見にくる姿も見られました。また、雨が強まっているように思えます。大気の状態は非常に不安定になっています。この後も一気に川が増水するような雨の降り方になる恐れもありますから、皆さん、十分にご注意下さい。
 (Q.風の強さは?)
 朝は風はほとんどない状態でしたが、昼すぎくらいから急に風が強まってきました。そして、今、いったん風はおさまっている状況ですが、また、この雨と同じで変わりやすいような風の動きでもあります。

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