堤防の高さまで水迫る…住民「こんなのは初めて」[2015/09/10 15:03]

 台風18号による大雨の影響で、茨城県常総市の鬼怒川の堤防が決壊しました。一部の住民が住宅に取り残され、救助を待っている状況です。

 (青木俊憲記者報告)
 こちらは、常総市の鬼怒川沿い、水海道という地域に近い場所です。鬼怒川に架かる橋の橋脚の部分まで普段は川が流れているということですが、10日は住宅に迫る勢いで川が流れています。さきほどまで、鬼怒川の水が一部、漏れ出ている箇所もありました。水海道地域は低くなっていて、水が全部、市内に出てしまうということで、消防団による懸命の土嚢(どのう)を積む作業が続いていました。水位計を見ますと、2時間ほど前よりも40cmほど水位が下がっているのが分かります。上流が決壊した影響かもしれませんが、こちらの堤防は数年前までは今よりも数m低かったということです。数年前にかさ上げをしたということで、まだ川を押しとどめていますが、低い所ではあと1、2mという所まで水が迫っています。
 (Q.救助活動の様子は?)
 こちらは、消防団による土嚢を積む作業が行われていましたが、少し上流では、多数の警察車両や消防車両と行き交いました。低い場所では市内でも冠水している所があり、必死の救出作業が続いているものとみられます。

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