自衛隊、懸命の救出活動 政府「人命救助に全力」[2015/09/10 15:17]

 大雨被害に関して政府の対応です。政府は、自衛隊を現地に派遣して救援作業にあたっています。

 (政治部・藤川みな代記者報告)
 自衛隊は、茨城県常総市本石下地区に孤立した人が約100人いるという情報を受けて、2機のヘリコプターで救助活動を行っています。さらに、2機が現地に向かっていて、合わせて4機態勢で救助活動にあたります。救助された人は石下総合グラウンドに運ばれる予定です。本石下地区には、まだ50人以上が取り残されている情報もあり、自衛隊はさらにヘリコプターを増やすことも検討しています。一方、車両で常総市に入っている自衛隊の部隊は、当初はボートによる避難支援や土嚢(どのう)を使って水害の拡大を防ぐという活動を行う予定でしたが、堤防が決壊しているなかで、なかなか現場に近付けない状況が続いていて、どういう対応ができるか検討中だということです。そして、総理官邸の状況は、防衛省の幹部が安倍総理大臣に被害状況や救助活動の報告を行いました。政府は引き続き危機管理センターで情報収集にあたるとともに、まもなく関係閣僚会議を開いて被害状況を把握し、対策を協議する予定です。

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