鬼怒川の水が流れ出た茨城県常総市の現場では、仮設の堤防を造る工事が急ピッチで進められています。
(社会部・石塚翔記者報告)
堤防が決壊してから2日が経過し、仮設の堤防を造る工事が本格的に始まりました。作業は夜通し進められています。仮設の堤防は、まず最初に高さ2mほどのコンクリートブロックを積み上げていき、水を通さないシートで覆います。そのため、奥の工事現場ではクレーン車が設置され、3台の重機が作業を続けています。この作業は1週間程度で進められるということで、近くの大通りには大量の土砂やブロックを積んだ大型トラックが長い列をつくって待機しています。付近では、11日夜遅くに栃木県で降った雨の影響で新たに冠水が発生しています。川の氾濫を防ぐため、この堤防の完成が一刻も早く望まれます。
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