「好機、真の打撃を…」山口組分裂で、警視総監指示[2015/09/14 19:20]

 警視庁の高橋清孝警視総監は、警察署長会議で指定暴力団山口組の分裂に触れ、対立抗争の未然防止に組織の総力を挙げて取り組むことを指示しました。

 高橋清孝警視総監:「6代目山口組については、一部の傘下組織が離脱し、『神戸山口組』と称する組織を立ち上げたとされております。先制的な取り締まりを行い、対立抗争事件の未然防止に万全を期されたい」
 警視庁は14日、警察署長ら幹部を集めた会議を開きました。高橋警視総監は、山口組の分裂について対立抗争の未然防止とともに、「(山口組の)弱体化の最大の好機と捉え、真の打撃を与える取り締まり」を行うよう指示しました。また、開催まで8カ月余りに迫った「伊勢志摩サミット」について、2005年にイギリスで開催されたサミットでは、開催地から遠く離れた首都ロンドンで同時多発テロが発生したことを例に、東京における警戒を徹底する必要があると訓示しました。

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