ゴーグル姿で登校の児童も 阿蘇山噴火で降灰被害[2015/09/15 11:50]

 噴火による灰が市民生活にも影響を与えています。火口から約3kmの場所にある熊本県阿蘇市の草千里から報告です。

 (松田朋子アナウンサー報告)
 阿蘇山は、草千里から見ても少し灰色がかった噴煙が立ち上っているのが分かります。14日と15日の噴火で灰が各地に降り注いで、火口から3km離れた草千里でも灰が降り積もっています。物産店の店員なども、15日は朝から灰を片付ける作業に追われました。
 火口から約3kmにある土産物店の従業員:「きのうのは恐ろしかったので、また起こるとなると身の危険を感じます。お客さんが減少する不安はある。あとは、火山が落ち着くことを願ってます」
 また、阿蘇地域の小学校では降灰の影響があることから、マスクを着けて登校するよう呼び掛けていて、火口から8km離れた南阿蘇村の南阿蘇西小学校ではゴーグルを着けた児童の姿も見られました。心配されるのが農作物への影響です。南阿蘇村でサトイモやダイコンを栽培している農家は「これからハクサイの植え付けも始まるため、灰が葉っぱや土に降り積もることでどういう影響が出るのか分からず、不安だ」と話していました。

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