村木次官が退任会見 逮捕された経験を振り返る[2015/10/02 00:05]

 厚生労働省の村木厚子事務次官(59)が退任会見を行い、検察に逮捕・勾留された経験から「より気持ちを込めて仕事ができるようになった」と話しました。

 退任する村木次官は、2009年にいわゆる郵便不正事件で大阪地検特捜部に逮捕されましたが、その後、無罪が確定し、厚労省トップの事務次官を2年務めました。
 厚生労働省・村木厚子前事務次官:「自分が支える側にいると思っている間違った優越感を非常に実感し、誰でも支えてもらわないといけなくなるということは実感した」
 また、逮捕された際の経験を振り返り、「困難に突然、直面した時はプロや身近な人たちの支えが力になる。病気や介護、失業も同じ」と話しました。

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