出荷前のコメ水浸し、被害2億円 常総市の農家落胆[2015/10/06 13:40]

 鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、米の保管場所が浸水し、被害額が2億円を超えていることが分かりました。

 これまでに県が1300軒余りの農家を対象に聞き取りをしたところ、刈り取り後で出荷直前だった1000t以上の米が浸水被害に遭っていたことが分かりました。
 被災した農家の人:「(被害は)約30t。去年は米の暴落、今年は水害、きのう、TPP(環太平洋経済連携協定)が決まって、先行きがものすごく不安になってしまう」
 泥などにつかったものは出荷できないため、被害額は2億3000万円に上ります。また、刈り取り後のコメは共済組合の補償対象になっておらず、JAなどが県に補償を求めています。これに対し、県は「今後、協議しながら対応したい」としています。

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