最終処分候補地の一部が浸水…塩谷町“選考し直せ”[2015/10/16 18:23]

 放射性物質で汚染された指定廃棄物の最終処分場候補地となっている栃木県塩谷町の山林を巡って、選定の基準となったデータに問題があった可能性が出てきました。

 塩谷町の候補地は那珂川源流域の国有林の一角にありますが、9月の関東・東北豪雨による増水で、候補地の一部が浸水していたことが国や県の合同調査で判明しました。栃木県の市町村長会議が決めた処分場の候補地として、「避けるべき地域」に洪水や浸水が起きる場所が示されていることから、地元では選考をやり直すべきだと非難する声が強まっています。これに対して、環境省は「当時、分かる範囲のデータで公平に絞り込んだ。新たに浸水すると分かっても選考をやり直すつもりはない」としています。

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