辺野古移設の受注業者から寄付や報酬 環境監視委員[2015/10/19 11:47]

 沖縄県の辺野古への基地建設を巡り、沖縄防衛局が設置する環境監視等委員会の委員が事業を請け負う業者から寄付などを受けていたことが分かりました。

 環境監視等委員会の委員は13人で、そのうち少なくとも一人が委員に選任された後、辺野古への移設事業を受注した業者から250万円の寄付を受けていたことが分かりました。委員の一人、東京大学大学院の茅根創教授は「寄付は沖ノ鳥島での事業に係るもので、辺野古の事業には直接、関係はない。むしろ厳しく対応している」と話しています。他にも複数の委員が寄付を受けているとの報道もあり、沖縄防衛局は「特に利害関係については事前に確認していない」としています。
 政府の反応です。菅官房長官は「委員会の運営に問題はない」と強調しました。
 菅官房長官:「委員会においては、公平・中立な立場で議論が行われていると考えています。政府としては(環境監視)委員会の運営については問題ないと認識しておりまして、引き続いて同委員会の助言を踏まえて環境保全に万全を期していきたい」

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