温暖化への適応計画案とりまとめ COP21で提示へ[2015/10/23 19:30]

 地球温暖化による気候変動の影響を軽減するため、政府は、初めて対応策について適応計画案をまとめました。

 環境省など11の関係省庁は、今後、地球温暖化が進むことを予測したうえで、自然災害や農林水産業など7つの分野で気候変動の影響を軽減するための対応策となる適応計画の案をまとめました。案は、洪水や土砂災害の増加に備えて堤防などの施設を整備することや高温に強い作物の品種の開発など分野別で示されていて、今後10年間にわたって取り組むとしています。
 丸川環境大臣:「内容としては、しっかりと充実したものになっているのではないかなと認識を持っております。国全体で取り組むということについての意識を持って頂くことが非常に重要ですので、この計画の中身をきちんと国内外に発信していくということ、関係省庁にきちんと連携をして、ともに同じ気持ちで取り組んで頂くということが非常に重要ではないかと」
 政府は来月中に計画案を閣議決定し、その後、パリで開かれる地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP21」に提示することにしています。

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