「RSウイルス」過去最悪 乳幼児や高齢者に重症化も[2015/11/10 11:58]

 乳幼児や高齢者で重症化することもある「RSウイルス」の流行が拡大しています。1週間の感染者数が同時期で過去最悪となりました。

 国立感染症研究所によりますと、今月1日までの1週間で新たにRSウイルスの感染が確認された患者は全国で4740人でした。調査が開始された2003年以降、同時期では最悪です。初期症状はせきや鼻水など風邪と同じですが、乳幼児や高齢者は重症化するケースがあり、最悪の場合、死亡することもあります。冬にかけて、さらに流行が広がるとみられ、厚生労働省は「生後3カ月以内の乳児の感染は特に注意が必要。おもちゃや手すりも消毒する方が好ましい」と注意を呼び掛けています。

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