「もんじゅ」巡り初の勧告 文科大臣自ら受け取りへ[2015/11/13 11:49]

 高速増殖炉「もんじゅ」の点検漏れを巡り、原子力規制委員会は13日午後、文部科学省に初の勧告を出します。当初は日程が合わないとしていた馳浩文部科学大臣が直接、勧告文を受け取ることになりました。

 文科省・馳浩大臣:「私は直接、受け取るべきだということで、そのように事務方に指示をした。きょう中に直接、私は受け取るべきだと思っています」
 そのうえで、馳大臣は、文科省の事務方がもんじゅについて、国のエネルギー政策の根幹だという本質を把握できていないと指摘しました。もんじゅを巡っては点検漏れが相次ぎ、規制委員会が初の勧告を午後に出すことになっています。日本原子力研究開発機構に代わる運営主体を今後、半年をめどに探すよう求めますが、新たな組織を探す作業は難航が予想され、もんじゅの廃炉も含めた議論になる可能性があります。

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