犯罪白書公表 高齢者が占める割合が過去最高を更新[2015/11/13 14:00]

 法務省は13日、今年の犯罪白書を公表しました。犯罪件数は12年連続で減少しましたが、65歳以上の高齢者が占める割合が過去最高を更新しました。

 犯罪白書によりますと、去年の犯罪件数は176万2912件で、去年より8.1%減り、ピークだった2002年から12年連続の減少となりました。このうち、交通事故を除いた一般刑法犯の検挙人数では、65歳以上の高齢者の占める割合が18.8%と過去最高を更新しました。これは1995年の約4倍です。刑務所に入った受刑者についても、高齢者の占める割合が10.4%と初めて1割を超えました。また、厳罰化の検討が進められている性犯罪では、強制わいせつの摘発件数が4300件と去年より8.4%増加し、過去最多となりました。20歳未満の少年は減少傾向ですが、高齢者は1986年に比べて約19.5倍と増加しています。

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