小児科21年連続、産婦人科24年連続で減少 厚労省[2015/11/19 19:30]

 子どもに関係する診療科が減り続けています。全国の病院で、小児科が21年連続で、産婦人科が24年連続で減少していることが分かりました。

 厚生労働省の調査によりますと、産婦人科や産科がある医療機関は去年10月時点で、前年から14施設減って1361施設でした。24年連続の減少となり、過去最少を更新しています。また、小児科も前の年より24施設少ない2656施設で、21年連続の減少です。原因について、厚労省は「出生数の減少のほか、夜間・休日対応など厳しい勤務環境で産婦人科医が不足している」と分析しています。一方で、人口10万人あたりの医師の数は、都道府県別で高知県が最も多く、徳島県、福岡県と続きます。最も少ないのは埼玉県でした。全体的に西日本で医師数の割合が多い傾向が続いています。

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