梅毒の患者数、過去最多に 20代前半女性が急増[2015/11/27 18:52]

 梅毒の患者数が2000人を超え、過去最多になりました。なかでも若い女性の患者が急増していて、厚生労働省は緊急で注意を呼び掛けています。

 厚労省によりますと、今年に入ってから10月28日までの梅毒の患者数は2037人で、去年の同じ時期と比べて1.5倍でした。統計開始以来、年間2000人を超えたのは初めてです。特に20代前半の女性は去年の2.7倍に急増しました。梅毒は、性的な接触などによって起きる細菌性の感染症で、感染した部位などに赤い発疹が出るほか、重症化すると臓器の障害につながることもあります。女性の患者は5年間で約5倍に増えていて、厚労省は女性向けの新しいチラシを作り、適切な避妊具の使用や、症状がある場合は早めに医療機関を受診するよう呼び掛けています。

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