拉致再調査約束から1年半 家族ら「後に引かない」[2015/11/29 00:22]

 北朝鮮が拉致被害者らの再調査を約束してから29日で1年半が経ちます。被害者の家族らが水戸市で開かれた集会で、「帰ってくるまで後に引かない」と訴えました。

 横田めぐみさんの父・滋さん:「今年の5月で1年になって、全く動きがないわけです」
 横田めぐみさんの母・早紀江さん:「必ず、必ず皆が元気で帰って、皆で助けてくれてありがとうって、皆さんの前で大きな声で手を振って喜んでくれる姿を皆さんに見て頂くまで私たちは後に引きません」
 集会には市民など約500人が参加しました。政府を代表して出席した加藤拉致問題担当大臣は「拉致問題の解決には、国際社会と連携して北朝鮮に圧力を掛けていくことが重要」とあいさつしました。一方で、家族会の飯塚代表は「北朝鮮の報告書が独り歩きするのではなく、あくまで被害者が帰国するにはどうしたらいいのか考えてほしい」と政府に要望しました。

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