子宮頸がんワクチン 被害者団体が厚労大臣と面会[2015/12/02 00:05]

 子宮頸(けい)がんワクチンを接種した後に体の痛みなどを訴えている女子中高生の患者や家族が塩崎厚生労働大臣と面会し、早期の救済や治療法の確立などを求めました。

 子宮頸がんワクチンを巡っては、接種した後に体の痛みや失神、記憶障害など副作用とみられる症状が相次いで報告されていて、厚生労働省はおととしから、積極的なワクチン接種の呼び掛けを中止しています。1日、患者や家族による被害者団体は塩崎大臣と面会し、早期の救済や治療法の確立を要望しました。また、厚労省は来年からワクチン接種と体の痛みなどの症状との因果関係について疫学調査を始めますが、被害者団体は「調査チームのメンバーがワクチン推進団体に所属しているなど偏りがある」として、調査メンバーの変更や追加も要望したということです。

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