新たな経路下の住民に説明 羽田発着数増加に向け[2015/12/11 19:25]

 これまでより低い高度を飛ぶことで羽田空港の国際線発着数を増やそうと、国土交通省は、新たな飛行経路になる川崎市で住民説明会を開きました。

 国交省は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、羽田空港の飛行経路を変更して国際便の発着回数を約1.7倍増やす方針です。現在の離陸経路は東京湾で高度を上げてから内陸部に入っていましたが、新たな経路ではこれまでよりも低い高度で都心部などの上空を通過します。11日の説明会では、地元の住民らが飛行経路変更後の飛行機の見え方や音の大きさを映像で体験しました。説明会は来年1月にかけて、新たな飛行経路になる予定の都内や埼玉県の各地でも行われます。国交省は、来年夏までに騒音問題などに対応する方策をまとめる予定です。

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