ひじき、切り干し大根…食品成分表15年ぶり大幅改訂[2015/12/25 17:24]

 レストランのメニューでよく目にする栄養成分。この数値のもとになっている「日本食品標準成分表」が15年ぶりに大幅に改訂されました。そのなかで、特に大きな見直しがあった食品がひじきと切り干し大根です。ひじきは「鉄分の王様」と呼ばれていますが、これまで、調理前の乾燥した状態で100gあたり鉄分は58.2mgでしたが、今回、6.2mgと9分の1程度の数値になりました。また、切り干し大根は鉄分が9.7mgから3.1mgに。なぜ、このように数値が下がったのか、これには共通するある理由がありました。ひじきを作るには、以前は鉄の釜や鍋を使っていましたが、今はステンレスの釜や鍋が主流となっています。そして、切り干し大根でも、ステンレス製の包丁が多く使われるようになり、成分にも大きな影響があることが分かりました。このように、食生活の変化によって改訂する必要が出てきたといえます。また、私たちが日常的に口にする機会が増えた発芽玄米やベーグル、ブロッコリースプラウト、そして、いわゆるノンアルコールビールなど313品目が増えて2191品目となっています。

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