サイバーテロに立ち向かえ!警視庁が官民一体で訓練[2016/01/26 15:00]

 伊勢志摩サミットや東京オリンピックに向けてサイバー攻撃の警戒が強まるなか、東京・港区で警視庁とインフラ事業者が参加するテロ対策訓練が行われました。

 訓練は港区の警視庁新橋庁舎で、金融や鉄道、航空会社など都内の13のインフラ事業者約50人が参加して行われました。訓練ではまず、事業者の担当者がいわゆる「標的型メール」を開いてパソコンがウイルスに感染し、情報が盗み取られた想定で、警視庁から「不審な通信がある」と連絡を受けます。その後、担当者が被害を拡大させないため、ウイルスに感染していない別のパソコンを使って通信履歴を解析し、被害状況や原因を調査する手順などを確認しました。警視庁の山下史雄副総監は「サイバー空間での脅威は深刻化している。官民の連携強化が不可欠だ」と注意を呼び掛けました。

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