両陛下 「親善と慰霊」を終えフィリピンから帰国[2016/01/30 17:33]

 5日間の日程でフィリピンを訪問していた天皇皇后両陛下が30日午後、羽田空港に到着されました。

 両陛下は午後5時前、政府専用機で羽田空港に到着し、皇太子さまなどの出迎えを受けられました。フィリピンと日本の気温差は30度近くあり、国賓としての公式行事や日本とフィリピン両国の戦没者の慰霊など過密な日程でしたが、宮内庁によりますと、両陛下は変わりなく過ごされていたということです。両陛下は日本時間の昼ごろにホテルを出発されました。その際、ホテルのスタッフやマニラに住む日本人などが集まり、大きな拍手でお二人を見送りました。
 見送りに来た人:「最初は緊張しても、お会いできてうれしかったです」「すごく優しくて心が熱くなった」
 また、両陛下は食事を担当したシェフの前で立ち止まり、声を掛けられました。天皇陛下は、メニューのなかから現地フィリピンのチキンカレーを選ぶなど、ほぼすべての料理を召し上がったということです。
 ホテルの日本人シェフ・米川博美さん(57):「すべての料理をおいしくいただいて頂いたということで、握手をして頂いて、皆さんによろしくと皇后さまから」
 また、空港では、アキノ大統領の見送りを受けられました。両陛下は今回の訪問で、大統領から異例ともいえる厚いもてなしを受けたことに感謝されていたということです。

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