東電元会長ら3人を強制起訴へ 原発事故めぐり[2016/02/26 17:07]

 福島第一原発事故を巡り、検察官役の指定弁護士が、東京電力の勝俣恒久元会長(75)ら旧経営陣3人を週明けに強制起訴することを明らかにしました。

 原発事故を巡っては、東電の勝俣元会長、武藤栄元副社長(65)、武黒一郎元副社長(69)について、東京地検が2度、不起訴処分としました。しかし、検察審査会は去年7月、「災害について予見可能性があったにもかかわらず、なんら効果的な対策を講じようとはしなかった」として、再び「起訴すべき」と議決していました。検察官役の指定弁護士は、29日に業務上過失致死傷の罪で3人を在宅のまま強制起訴することを明らかにしました。原発事故の刑事責任が初めて裁判で争われることになります。

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