起訴すべき・東電旧経営陣3人を強制起訴 原発事故[2016/02/29 11:56]

 福島第一原発事故を巡り、検察官役の指定弁護士は、東京電力の勝俣恒久元会長(75)ら旧経営陣3人を29日午前、在宅のまま強制起訴しました。

 業務上過失致死傷の罪で強制起訴されたのは、東電の元会長の勝俣被告と元副社長の武藤栄被告(65)、武黒一郎被告(69)の3人です。3人については、東京地検が2度、不起訴処分としましたが、検察審査会が去年7月、「災害について予見可能性があったが、効果的な対策を講じようとはしなかった」として「起訴すべき」と議決していました。3人は無罪を主張するとみられていて、原発事故の刑事責任が初めて裁判で争われることになります。

こちらも読まれています