公的年金の積立金の運用が今年度の第3四半期は約4兆7000億円の黒字だったことが分かりました。
国民年金や厚生年金の積立金約140兆円を株式や国債で運用している「GPIF」によりますと、2015年の10月から12月の運用実績は4兆7302億円の黒字でした。10月と11月に国内の株式が大幅に上昇したことが要因です。7月から9月にかけて8兆円近くの損失が出ていましたが、ひとまず持ち直した形です。
GPIF・三石博之審議役:「年金積立金の運用は長期的な観点から評価すべきもの」
しかし、年明け以降は「世界的な株安の影響で収益はマイナス基調だ」としていて、2015年度の通期の運用実績は赤字になる可能性があります。
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